第2回ミーティング内容まとめ

第2回のミーティング内容をまとめましたので、掲載したいと思います。

今回は「みなさんは、この場を通じて何を実現したいですか? 参加の動機を教えてください」をテーマに話し合いを行いました。

 

【なぜ団体の活動に参加しようと思ったのか。その動機の源を考える】質問事項: 
1.何を実現したいのか 
2.なぜ実現したいのか 
3.実現のために自分が知っていることは何か 
4.実現のために新しく知る必要のあるものは何か 
5.実現のために何をすればよいのか

 

どのような答えが集まったのか。

これからそれぞれが考えた回答を簡単にまとめて発表したいと思います。


Aさん 
1.何を実現したいのか 
親の離婚を経験した子ども(現在成長した大人も含め)が、それ自体を不幸と思わない社会。 

2.なぜ実現したいのか 
(あくまで)一見幸せに見える他者(円満な家庭出身、不自由が少ない生き方をしてきた)と比較して、自分がより不幸と感じないようにするため。過去のことを前向きに考えられるようになってほしい。 

3.実現のために自分が知っていることは何か 
親の離婚を経験した上での人生上の学び・人間関係・心の置き方。 
仕事としてNPO法人で活動する経験。 

4.実現のために新しく知る必要のあるものは何か 
対象となる人に確実に情報が届く方法。(情報伝達、広報のやり方) 
対象が自身の力で困難を乗り越えられるよう、自覚的に学べる方法。 
夫婦が良好な関係を続けるための交流のあり方。 

5.実現のために何をすればよいのか 
グループワーク。 
講演会、webを使った情報発信。

 

 

Bさん

 1.何を実現したいのか 

今まさに親の離婚に振り回されている子供たちの話し相手になって取りあえずは心の安定につながって行けば良いと思います。 

2.なぜ実現したいのか 
自分の子ども時代と同じような思いをさせたくないので。 

3.実現のために自分が知っていることは何か? 
自分自身の経験のみだと思っています。 

4.実現のために、何を新たに知る(学ぶ)必要があるのか 
他の方の体験も聞くこと。共通点を見つけること。 

5.実現のために何をすればよいのか 
子供のための相談室を設ける。ただ、そこにどうやって子供たちが辿りつけるのか手段は大変難しいと思います。 

 

 

Cさん 
1.何を実現したいのか 
ACODのためのグループ:セルフヘルプ、ピアサポート、学びや交流の「場」づくり。実際に会って話せる場、あるいはネット上での交流の場をつくること。 

2.なぜ実現したいのか 
自分自身のため。自身の過去の体験を、何らかの形で活かしたい。そうすることが自分自身の幸せにつながる。 

3.実現のために自分が知っていることは何か 
ネット上の場(コミュニティ)づくりのノウハウ。また、実際に集まる場の運営についての、若干の経験。 

4.実現のために、何を新たに知る(学ぶ)必要があるのか 
実際の組織づくり、運営の方法(NPO法人等々)。 
それらの活動を、どのように社会にアピールしてゆくか? 

5.実現のために何をすればよいのか 
プロジェクト・企画の立案実行。講演会、webでの情報発信。法人化。 

 

 

Dさん

1.何を実現したいのか 
過去の体験で苦しんでいたり昇華できない思いを持っている方や離婚親を体験している方と思いを共有する。 

2.なぜ実現したいのか 
僕自身辛い時期もあったが、人との交流を経て、ある程度穏やかな今にたどり着いているので(似た体験をした方が苦しみ続けないように) 

3.実現のために自分が知っていることは何か 
自分自身の経験(特に得た知識はありません)…自分を理解してくれる人はいる、一人ではない。 

4.実現のために、何を新たに知る(学ぶ)必要があるのか 
様々な人の体験や意見。(必要ならば)本などの知識。 

5.実現のために何をすればよいのか 
体験者との交流。必要があれば本などから知識を得ること。 

 


意見の重なる部分をまとめますと

1.何を実現したいのか

今現在苦悩している、同じ立場の人のための支援」という答えが根底で繋がっているという風に感じられました。

 

2.なぜ実現したいのか 

この質問については、皆さん動機が「自分の過去の経験をいずれかの形で活かしたい」という部分で、共通の思いを持っていることが感じられます。

 

3.実現のために自分が知っていることは何か 

こちらも過去の経験や、それから学んだことなどが中心となっております。

また今現在なさっている職業などからも、それを活かす方法として活動の参加に繋がっているようです。

 

4.実現のために、何を新たに知る(学ぶ)必要があるのか 

大きく分けますと、

①「より大勢の離婚の子どもの気持ちを知る、集める

②「活動をより発展的にしていくための方法論を学ぶ

のようになりました。

現在個人の範囲内ではやれているものですが、どちらも今後の協会の活動に必要なことだと思います。

これらは継続して行う予定です。

 

5.実現のために何をすればよいのか 

活動の情報を広げる直接の対話の場をもっと増やす」などの意見が多く見受けられます。

独りよがりな活動にしていかないためにも、今後も真摯で誠実な姿勢で取り組みたいと改めて思います。

 

 

今回は以上のような話し合いを行いました。

これらの参加する個人が抱えている想いを共有できたことは、今後の活動に取り組むに当たってとてもいい機会になったと思います。

次回以降も皆さんよろしくお願い致します。

 

 

さて、第3回の内容と致しましては、テーマとして「自分たちが支援したいと考えているターゲットはどんな人か?」を皆で深く話し合ってみたいと思います。

同時にコミュニティでたびたびご紹介しておりますが、「離婚の子どものための、回復の参考書(英語文献)の輪読会」を行うことになりました。 

こちらも当日詳細を説明をする予定です。

ご興味がおありの方がおりましたら、ぜひお気軽にご参加ください。

 

 

それでは